13. イサクの結婚

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Bible Story 13

タイトル:イサクの結婚
聖書箇所:創世記24章1節-67節

私が娘に『どうかあなたの水がめを傾けて私に飲ませてください』と言い、その娘が『お飲みください。私はあなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言ったなら、その娘こそ、あなたがしもべイサクのために定めておられたのです。

創世記24章14節

The Story

アブラハムは長い間、イサクにふさわしい妻が与えられることを望んでいました。そこで、自分の全財産を管理させている最年長のしもべを呼び、イサクの妻となる女性を見つけて来てほしいとお願いしました。

camels walking in the desert at sunset

候補となる女性には、2つの条件がありました。1つは、偶像を拝むカナン人の女性ではなく、アブラハムの生まれ故郷の町の女性であること。もう1つは、彼女がイサクのもとへ来ることでした。しもべは、10頭のらくだを連れて、花嫁探しの旅へと出発しました。

長い旅を続け、ようやくアブラハムの生まれ故郷に到着したしもべは、井戸の近くでらくだを休ませました。ちょうど、女性たちが水を汲みに出て来る夕暮れ時でした。しもべは神様に祈りました。「私が女性に、『あなたの水がめを傾けて、私に飲ませてください』と言い、その女性が『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その女性こそ、神様がイサクのために用意して下さった女性です。どの女性がその人なのか、これによって知ることができますように。」

middle eastern woman

そこへ、リベカという女性が、水がめを肩に乗せてやって来ました。しもべは、彼女が井戸で水がめに水を満たして来たとき、「あなたの水がめを傾けて、私に飲ませてください」とお願いしました。リベカは「どうぞ、お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう。」と言いました。親切なリベカは、しもべと10頭のらくだに、水をたっぷり飲ませてあげました。

しもべは、「彼女こそ、その人だ…!」と思い、リベカの家族に会いに行きました。そして、事の経緯をすべて話しました。リベカと彼女の家族は、神様の導きを信じ、喜んで結婚の申し入れを受け入れました。

こうして、リベカは花嫁として、イサクのもとへやって来ました。ふたりは神様の導きを確信して結婚し、イサクはリベカを心から愛しました。

The Lesson

Point:神様の目に価値あるものを知る

アブラハムが、イサクの妻を捜すためにしもべを遣わしたのは、子孫を偶像崇拝に陥らせないためであった。もし、イサクがカナン人の女性と結婚していたら、イスラエルの歴史は大きく変わっていただろう(「聖書ハンドブック」/ヘンリーHハーレイ著/p.100参照)。

middle east palace

しもべはすぐに、神様がリベカに出会わせてくださったことを悟った。リベカの家族もまた、これが神様の働きであることを確信した。リベカは神様に従い、まだ会ったこともない人の妻となるために、知らない土地に向かって出発した。イサクとリベカの結婚は理想的であり、ふたりは素晴らしいスタートを切った(「聖書の女性50人」/ユニス・F・プリディ著/p.56-58参照)。

By Grace「優しさ、柔和さという飾り」

woman with a bouquet

女性の魅力には色々な要素があります。心の優しさ、柔和さもその1つでしょう。外見の美しさは年齢と共に失われてゆきますが、優しさや柔和さは、年齢と共に増してゆくことができる深い魅力です。そして、相手を思いやる優しさや柔和さは、結婚生活を安定させます。

アブラハムが、自分の最も信頼するしもべに任せた重大な任務は、漠然としていました。条件はたった2つ。しもべは、たくさんの女性たちの中から、イサクにとって一番良い女性を選び抜かなくてはいけませんでした。そこで、しもべは、神様の導きがはっきりとわかるように条件を加えました。それは「優しさ、柔和さ」でした。

camels resting in the desert

リベカは、急に飛び込んだ手間の掛かる仕事に対し、とげとげしない穏やかな心で応えました。彼女は疲れているであろうしもべを思いやり、10頭のらくだにも水を飲ませるために、重たい水がめを肩に乗せて、泉を何往復もしました。彼女は、優しい柔和さを纏った女性でした。

心の中の隠れた人柄は、その人の表情と態度を飾ることができます。彼女がもし、声を掛けたら悪いと思わせるような、とげとげした雰囲気を纏っていたなら、しもべは声を掛けることを躊躇したかもしれません。そして彼女は、与えられたはずの幸せのチャンスを逃していたことでしょう。彼女の優しさ、柔和さは親しみやすく、とげとげしいところがありませんでした。それは、神の御前に価値ある素敵な飾りでした。

little girl in pink dress trying on mother's high heels

私たちは、優しさ、柔和さという、どんな宝石よりも美しい飾りを、代価を払わずに手に入れることができます。すでに代価を払ってくださったキリストがいるからです。その代価は高く、私たちには到底払うことのできないものでした。キリストはこの代価を払うために、十字架の上で血を流されました。捧げられたキリストの犠牲によって、私たちの心に与えられた聖霊は、神の目に価値あるものが何かを私たちに教え、隠れた人柄を練り、美しく輝く優しさと柔和さを与えて下さいます。

私たちの心にある汚れは、私たちの心を醜く濁らせます。それは、怒りや憎しみ、妬みなどの染みや傷です。これらは「私の罪を赦してください」と祈り、キリストが私の代わりに罪の罰を受けて下さったと信じるとき、神様によって綺麗にされます。そして、聖霊が私たちの心に宿ります。その心は喜びや平安で満たされ、優しい柔和な心へと変えられるのです。

うわべだけの優しさ、柔和さは、手間の掛かる仕事が突然舞い込むと、金メッキのように剥がれます。自分の力では手に入れることのできない隠れた人柄によって、うわべだけではない本当の優しさと柔和さを纏う女性でありたいです。

Application:神様、毎日汚れる私の心を綺麗にし、優しい柔和な心へと変えてください…!

むしろ、柔和で穏やかな霊という朽ちることのないものを持つ、心の中の隠れた人柄を飾りにしなさい。これこそ、神の御前に価値あるものです。

Ⅰペテロ3章4節
Middle Eastern wedding couple holding hands

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