Book Review「鈍感な世界を生きる敏感な人たち」

white flower in the palm
highly sensitive person book cover

「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」
著者:イルセ・サン
訳者:枇谷玲子
発行:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
頁数:230頁

おすすめ度:

Rating: 4 out of 5.

自分では、自分のことを繊細だと思うことは滅多にありませんでしたし、つい最近までHSPという概念も知りませんでした。ふとした時によく蕁麻疹が出るので、その原因や対処法を調べようとGoogleで検索していたときに、Googleの検索エンジンがHSPの情報を提供してくれました(*^^)v

HSPというのは、Highly Sensitive Personの略で、人一倍繊細な気質を持った人のことで、世の中の5人に1人がこれに当てはまるそうです。病気や障害ではないので治るということはないそうですが、自分のHSP気質を知って対応することで、自分を守ることができ、繊細さゆえの大変さを減らすことは可能だそうです。

a woman working at a white desk

私もHSPの簡単なセルフチェックをしてみました。140点満点中137点という高得点をマーク。私はびっくり、夫は納得(^^; HSPだという判定が出たので、もっと詳しく知りたいと思い、この本を読んでみました。

読んでみると、「わかるわかる!」「確かに確かに!」の連続で、読み終えたときには、「自分を理解してもらえた…!」という満ち足りた喜びを感じました。今まで、自分は人より少しゆっくりしていて、おっとりさんだとは思っていましたが、その理由がわかり、妙に納得しました。他にも同じような人がいるんだという安心感と仲間意識も生まれて、世界観が変わりました。

「なんで周りの人たちと同じようにうまくできないのだろう?もっと努力しなくちゃ、頑張らなくちゃ」と、ぎゅっと握りしめていた手をそっと開き、「それは私の苦手なことなんだ」と手放すことができました。HSPの人は、自分に合わない環境では病気になりやすく、反対に、自分に合った環境に身を置くことで能力が発揮され、人一倍幸せも感じやすいのが特徴です。自分を正しく理解することは、本当に大切なことですね(*^^*)

monkey looking in the mirror

それにしても、自分でも知らなかった自分の特徴を教えてくれるなんて、Googleの検索機能の賢さには驚きです(*ノωノ)

自身もHSPである著者は、長年多くのHSPをカウンセリングしている、デンマーク人の心理療法士です。本の最初には、48の質問があり、それに答えてセルフチェックをすることができます。本書は、大きく4つの章に分かれていて、HSPの特徴や能力、抱えやすい問題や、自分との向き合い方、他の人との関わり方が詳しく書かれています。HSPをポジティブにとらえ、優しく導いてくれる1冊です。

自分自身はもちろん、家族や友人に繊細さんがいる方は、ぜひ一度、読んでみてはいかがでしょうか?

white flowers in the palm of one's hands
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