8. ヨブの生涯

storm

この投稿を英語で読む(近日公開)

Bible Story 8

タイトル:ヨブの生涯
聖書箇所:ヨブ記1章1節-42章17節

私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。
主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。

ヨブ記1章21節

The Story

ウツという地に、神様を愛し敬虔に生きる、ヨブという人がいました。神様は、彼の忠実な姿勢を高く評価していました。神様が彼を祝福していたので、ヨブはその地域でいちばんの富豪でした。

ある日、悪魔は、ヨブを試そうと企み、彼の10人の子どもたちと財産すべてを、彼から取り去りました。けれども、ヨブは自暴自棄になったりせず、神様への信頼は揺るぎませんでした。それで悪魔は、ヨブの全身を悪性の腫物で覆いました。ヨブは病に苦しみましたが、それでも神様への忠実な姿勢は変わりませんでした。

worried person

ヨブの災難を聞いて訪れた3人の友人は、ヨブのあまりの苦しみに、何と声を掛けたら良いかわかりませんでした。ヨブは、全身の腫物で、誰かわからないほどだったのです。少しずつ、ヨブの心にも絶望が襲ってきました。そして、とうとうヨブは、自分が生まれた日を悲しみました。

3人の友人は、ヨブの災難は神様からの罰だという、的外れな解釈をして、ヨブはさらに苦しみました。ヨブは、「罰を受けるようなことはしていないのに、なぜ…?」という訴えを神様にぶつけました。それは、自分の正しさと潔白を盾に、神様を責めているようでした。

ヨブは、自分は正しいのだから、苦しみを受けるのは理不尽だという、勝手な方程式をつくり上げて、しばらくの間、原因不明の災難に苦しみました。

person standing at the top of the mountain

この一連の出来事の発端は、悪魔の企みでしたが、神様はこの出来事を利用して、ヨブに教えたい人生のレッスンがありました。それは、神様の考えは、人間よりもはるかに偉大で、人間にはすべてを理解することはできないことを教えるレッスンでした。

神様と人間のスケールの違いを知ったヨブは、それまで見つめていた自分自身とその苦しみから目を離し、神様だけに目を注ぎました。すべての頼りは自分の正しさではなく、この神様にありました。神様はヨブの病を癒し、ヨブの残りの生涯をそれまで以上に豊かに祝福しました。

The Lesson

Point: 人間は神のすべてを理解することはできない

Tornado and thunder

ヨブ記は、実際の出来事に基づいて書かれた、歴史詩である。ヨブは当時のこの地方で最も偉大な、広く知られた人物だった。しかし突然、1日のうちに、彼は様々な災害に襲われた。

飼っていた数千頭もの家畜はすべて盗まれ、羊と大勢の召使は雷に打たれて焼き尽くされ、彼の7人の息子と3人の娘は、突風で崩れた建物の下敷きになって全員死んでしまったのである。そして、彼自身も激しい痛みを伴う病気を患った。ヨブはこれらの災いによって、彼に属するすべてのものを失った。

Elephant nose

物事の真価は、試されて明らかになる。それは人においても同じである。神は私たちの人生に試練を許されるが、それは私たちを苦しめることが目的ではなく、より素晴らしい実りを期待して許されるのである。耐えられない試練が私たちを襲うことを神は許可されない。試練とともに必ず脱出の道も備えていて下さる(Ⅰコリント10章13節)。

たとえ話で、ある3匹のネズミが、ゾウを見て、それぞれこう表現した。「ゾウは太い木の丸太のようだった!」「いやいや、ゾウは大きな壁のようだったよ」「違う違う!ゾウはホースのように長かったんだ」ネズミにとってゾウはあまりにも大きくて、ごく一部しか見ることができなかった。同じように、人間も神のごく一部しか理解することができない。人間の視野は狭く近視眼的で、神のなさること全てを理解することはできないのである。それほど神は、人間にとって偉大な存在なのだ。


By Grace「人生の雨の日に必要な傘」

woman holding an umbrella

私たち夫婦は、結婚する前、デートに出かける日の天気は、なぜだか決まって雨でした。私は何日も前から、晴れますようにと心の中で祈るのに、私たちの待ち合わせ場所には、雨も必ず駆けつけるのです。いつからか、どんよりと曇った空から降る雨が、私たちの定番の背景になりました。傘をさしながら散歩、ワイパーをつけながらドライブ、雨の中でも、ふたりの時間は楽しい思い出です。

blue sky

「なぜ雨が降るのだろう…?私が何か悪いことをしたのだろうか…?いや、していない…。それなら、なぜ雨は降るのか…?なぜ…?」こう考えたことは一度もありませんでしたが、ヨブの思考回路はこんな感じでした。もし、傘もささずにこんなことばかり考えこんでいたら、せっかくのデートはずぶ濡れで台無しです。

私たちは、雨空を青空に変えることはできません。私たちが、どんなに願っても頑張っても苦しんでも、空の模様を変えるのは神様の仕事です。私たちにできることは、濡れないように傘をさすことだけです。自分の行いの正しさと天気が無関係であるように、人生の試練もまた、自分の正しさとは関係なく訪れます。原因不明の災難は、誰の人生にも起こり得るのです。そして、人生の雨の日には、傘が必要です。

monkey child and parent

私たちは、自己義という盾を捨てて、速やかに傘に持ちかえるだけで、土砂降りから守られます。雨が降ったら傘をさすように、試練に遭ったら神様に身を寄せれば良いのです。人間にはわからない神様の領域があることを認めて、試練のときも、神様に守ってもらいたいです…!

Application: すべてを知っておられ、どんなこともできる神様の御腕の中に、身を寄せます!

神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。

伝道者の書3章11節
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